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図録でくつろぐ週末に


 『北大総合博物館のすごい標本』という本が北海道新聞社から出版されました。北大総合博物館に所蔵された標本についての図録となっており,僕は陸上植物の章を分担執筆しています。

 とにかく,標本の写真がキレイです。写真に負けない恥ずかしくない文章を書けたらいいなあ,と思っていたのですが,どうでしょうか。

 道内の書店,ミュージアムショップ,ネット通販などで手に入れることができるようです。定価は2,530円。

 宣伝のため北海道新聞社の通販サイトのリンクを貼ってきます。個人的には,内容の割にお買い得な値段だと思っています(と,妻も言っていました)。

 論文も本も出版されたときは喜びはひとしおなのですが,個人的には,この感情は本を出版したときの方が強い気がします(今の所)。

 どちらもヒイヒイいいながら原稿を書くのは一緒なのですが,プロ・アマチュアを問わない研究者や学生以外の,いわゆる分野外の方にも読んでもらえて,さらにたまに反響をいただけることもある,というのは大きい気がします。あるいは,単純に本の方がこれまでの出版回数が少ないからかもしれませんが。

 それから本の場合,親戚に配ると日本酒をもらえたりします(広島のおじさん,その節はありがとうございました)。嬉しいです。

 最近は論文の別刷りを親戚に配ることがないのでわかりませんが(大学院生のときは配っていました),たぶん別刷りではもらえないのではないでしょうか。

 さて,無事出版できて嬉しい一方で,内容に間違いがないか,変なことを書いていないか不安な気持ちもあるのが正直なところです。

 昨年4月の就職から出版まで1年弱ということで,付け焼き刃の知識で書いた部分が…結構あります。

 とはいえ,それなりに勉強したし(これはとてもいい経験になりました),前任の先生を含め多くの方に原稿を確認していただいたので,そんなに不味いことは書いてない…と思っていますが…

 ですので,もし間違いを見つけたら,優しくご指摘していただけますと,大変助かります。

 せっかくなのでこれまでお世話になった先生方に謹呈しようと思ったのですが,新コロナウイルス(COVID-19)の騒動による臨時休館に伴いミュージアムショップが閉店しており,著者でも追加購入ができませんでした。無念。本当に,早く収まってほしいなあ,と思う今日このごろです。。。

 ということを書いていて,この本は臨時休館中の出張博物館的な役割も担えるもしれないな,と思いつきました。いつもの総博と違い有料ですが。

 興味をお持ちの方,どうぞよろしくお願いいたします。

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